前回のブログで、「月の維持手数料で楽天証券の方がSBI証券より有利、でもSBI証券のほうがオススメ」とお伝えしました。

今回からSBI証券がよい理由を列挙していきたいと思います。

理由を一言で表すと、取扱商品の信託報酬(投資信託を持っておくことで引かれる手数料)がSBI証券のほうが安いからです。

取扱商品数がSBI証券のほうが多い上に、信託報酬率もSBI証券のほうが低いものが揃っています。

ではポートフォリオのほんの一例を出して、信託報酬率の差を確認してみましょう。

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まず投資の一般論ですが、この表のように投資対象によってリスク(価格の変動幅)か変わるため、特に老後資産のような目減りしては困る資産についてはまず第一に目減りさせないこと、そして次に資産をなるべく増やすことを考えることになります。

目減りさせないためには、1つの投資対象に資産を振り分けるのではなく、複数の対象に振り分けることで値動きの幅を抑え、トータルで世界市場成長の流れに乗って少しずつ資産を増幅させていくのが資産運用の基本です。(ちなみに市場成長を全世界単位で見ると、平均2~3%前後で毎年成長しています)

資産の振り分け先は多ければ多いほどよいのですが、それだけ管理の手間が発生するのがデメリットです。

今回は一例ですので、ざっくり「国内株式」、「先進国株式」、「新興国株式」の投資信託をそれぞれ40%、30%、30%ずつ買った場合の加重平均信託報酬率を見てみましょう。

表の( )内の数字は、各投資信託の信託報酬です。

国内株式の
最安投資信託 40%
先進国株式の
最安投資信託 30%
新興国株式の
最安投資信託 30%
加重平均
信託報酬
楽天証券 三井住友・DC日本株式
インデックスファンドS(0.21%)
たわらノーロード
先進国株式(0.24%)
インデックス海外新興国
(エマージング)株式(0.59%)
0.33%
SBI証券 三井住友・DC日本株式
インデックスファンドS(0.21%)
DCニッセイ外国株式
インデックス(0.23%)
EXE-i新興国株式ファンド
(0.39%)
0.27%

どんなポートフォリオを組むかによって加重平均の信託報酬率はもちろん変わってきますが、このように比較的単純なポートフォリオでも年間で0.06%の差が出ます。

運用する額が大きくなるほど、この信託報酬率の差がボディブローのように効いてきます。

(毎年100万円の0.06%は600円、500万円でも0.06%で3,000円の年間手数料と考えれば、SBI証券で総額50万円に達するまで毎月支払い続ける324円の方が高くなる場合もあるので、とにかく50万まで拠出限度額で支払い続けて、そこから拠出額を変更するのがよい戦略だと思われます。)

余談ですが、このように複数の投資信託を買って、比率をメンテナンスするのが億劫なあなたにはバランス型投資信託(1つの商品で資産バランスを取り続けてくれる商品)もありますが、この商品ラインナップにおいても楽天証券の信託報酬率は0.65~1.29%、SBI証券は0.18%~1.30%になっており、SBI証券の有利は変わりません。

 

次回は、SBI証券で組めるポートフォリオについてもう少し解説してみます。

 

 

次回へ続く・・・