前回の1つ目の大きな間違いについて。
1つ目、まずは1%の還元の効果について解説します。
ここで実際に、一般的な3つの年収モデルを元に検証してみましょう。
額面年収はそれぞれ400万円、600万円、800万円の単身世帯とし、
その10%以上は貯蓄に回すと考えてみます。
(単位:万円)
年収 | 400 | 600 | 800 |
手取り額 | 300 | 456 | 588 |
手取り月額 | 25 | 38 | 49 |
【マイルが貯まらない出費】
家賃 | 9 | 11 | 13 |
医療費 | 0.3 | 0.3 | 0.3 |
計 | 9.3 | 11.3 | 13.3 |
【マイルが貯まる出費】
食費 | 3 | 4 | 5 |
光熱・水道費 | 1 | 1 | 1 |
保険(生保・医療) | 0.3 | 0.3 | 0.3 |
日用品 | 1.5 | 2 | 2.5 |
衣類 | 1.5 | 3 | 5 |
通信費 | 1.2 | 1.2 | 1.2 |
交通費 | 0.7 | 1.5 | 2 |
交際費 | 2 | 3 | 4 |
趣味 | 2 | 3 | 4 |
計 | 13.2 | 18 | 24 |
【その他】
貯蓄 | 2.5 | 8.7 | 11.7 |
- 税額やその他経費は全て概算としました。また家賃や保険・医療もクレジットカード決済とすることでマイルが貯まる場合もありますが、希少なケースのため決済対象外としています。
それぞれ費用は勝手な想像で割り振ったので、もちろんあなたの生活と比較して乖離がある場合もあるでしょう。
ここで重要なのは、年収別の費用差や生活レベルではなく、「マイルが貯まる出費」です。
この「マイルが貯まる出費」とは、
クレジットカード払いが可能である出費を表しています。
必ず貯蓄をするために出費を少なめに見積もったとしても、年収400万円の場合で月に13.2万円をクレジットカードで支払うことが可能です。
これを1年分に換算すると約158万円の計算となり、この1%がマイルと考えると15,800マイルを獲得できます。15,000マイルあると、ほとんどの国内、さらに韓国へもそれぞれ往復航空券と引き換えることができるのです。
さらにマイルの有効期間が通常3年だと考えて3年貯め続けると、45,000マイルで東南アジアやインドに行くこともできますし、誰かと2人で国内旅行をすることも可能です。この事実に気付かず日々を過ごすことは、この旅行チャンスを逃しています。
つまり「自らお金を捨てている」ことに等しいのです。
もちろんこれより年収が上の600万円だと3年で欧州やアフリカ、北米へ往復することが可能になりますし、800万円だと3年でグアムや東南アジアへなんとファーストクラス(!!)で行くことだってできます。
ただクレジットカードで支払うだけでこれだけのメリットを享受できるのに、まだあなたはこのチャンスを逃し続けてしまうのですか?
次回へ続く・・・